JSR 日本蘇生学会

ホーム > 学会概要 > 倫理綱領

倫理綱領

 日本蘇生学会員は蘇生学の進歩と普及をはかり、学術文化の発展に寄与する活動を行う。そのために、以下の倫理綱領を遵守する。

  1. 心肺蘇生および重要臓器の機能不全からの回復を目指し、重篤な患者の生命とその尊厳を守り、患者の利益を最優先する。
  2. 正確な医療情報の提供による患者自身の意思決定を尊重し、意思表示の難しい患者にも十分な配慮を行い、治療の継続・変更・中止に関しては十分な理解と同意のもとに行うとともに、求めに応じて情報提供を行う。
  3. 医療チームの一員としての役割を自覚し、患者治療にかかわる他の専門医師ならびに他職種との緊密な連携を図り、より円滑で効果的な科学的根拠に基づいた医療に努める。
  4. 心肺蘇生および重要臓器の機能不全治療に関する最新の知識と技術の習得に努め、心肺蘇生法の指導や教育に協力し、社会に対する蘇生学の啓発と普及に努める。
  5. 世界の蘇生学の現状に幅広い関心を持ち、国際社会の蘇生学に携わる医療従事者・医学研究者と協調し、その向上に貢献する。
  6. 学術研究にあたっては、生命科学の進歩がもたらす問題に十分留意し、科学的原則に則り、ヘルシンキ宣言の基本原則や動物実験の指針に従い、人類愛と動物愛護の精神に依拠してこれを推進する。
  7. 患者の生命維持に直接かかわる職務であることを自覚し、精神的にも身体的にも最良な状態で診療にあたるとともに、医療環境を整備し、薬物や医療機器の厳格な管理と適正な使用に努める。
  8. 患者の不利益となる事態が発生した場合やその可能性が見込まれるときは、回復に最善を尽くし患者と家族に十分に説明するとともに、会員相互で情報を共有し原因の解明と再発防止に努める。

心肺蘇生法
普及動画コンテスト

心肺蘇生法普及動画コンテスト 一般の方にわかりやすく心肺蘇生法を広めることを目的とし、医系学生を対象とした「心肺蘇生法普及動画コンテスト」を開催しています。

Twitterfacebook

2020年 東京オリンピック・パラリンピックに係る救急・災害医療体制を検討する学術連合体